海外に送られた国内メーカーの中古工具はどのように利用されるのか。
綺麗にしてそのまま中古工具として販売する
国内メーカーの中古工具は、非常に使いやすいものが多いですし、品質が比較的高いです。汚れているままでは売り物にならないので、まずは綺麗に洗浄することから始まります。こうして綺麗にしたものを、そのまま中古品として販売することが多いです。中古工具は、日本製品が良いとされているので、なかなか高額なものを購入できない場合は、中古品でもいいと考えて購入されています。
綺麗にしておかないと、さすがに酷い状態と判断されてしまい、思ったほどの価格にならないこともあります。しっかりと価格を付けて販売するためには、面倒ですが中古工具を綺麗に洗浄して、それから販売するようにしています。意外と需要の高いところが多いので、購入されているケースが多くあります。もちろん価格は日本よりも高く、中古品でも結構する品物です。
中古工具を工具がないところに寄付する
発展途上国の場合、なかなか工具というものも不足しており、手に入れることが難しいこともあります。こうした国に対して、中古工具が送られてそのまま利用されます。日本で使われている中古工具は、他の国からすれば最新の技術を持っているわけですから、中古でも利用する勝ちはあるとされています。そのため中古で手に入れたものを、そのまま利用して発展のために利用されます。
もちろん行っている団体の方針によって、どのような送り方をしているのか、送る量なども決められることとなります。中古工具については、他の国から輸入して、それを渡したほうがいいことも多いので、発展途上国ではこうした方法で工具を手に入れていることが多いです。これから国として発展したいところでは、不足しているものを譲ってもらうのです。
中古工具を分解して新しい物に
どうしても中古として利用することが難しい物、組み合わせればまだ利用できるものがたくさんあります。中古工具を分解することで、新しい物に変えてしまう方法も採用されています。この方法を使う場合は、色々な手段を利用して変えることになりますので、場合によっては1度溶かしてしまったり、かなり細かい状態まで分解するようにしています。
新しいものとなった場合は、中古工具と言うより新品工具に近い状態となっており、これを海外で販売しています。場合によっては日本にも輸入されることになり、販売されることがあります。古いものではこれ以上使うことが出来ないので、もっと新しい物にしたいと思っている場合は、1度分解するなどしていい状態に戻し、中古工具をいいものに変更する作業が行われています。これを行えば、工具は延々と利用できるのです。