施主から見た、「こんな職人は嫌だ!」その2
東日本大震災時に横行した家屋修理職人
北関東に住むため東日本大震災の時には近隣の家屋の多くが被害を受けて散々な状況でした。そうした中多くの家が壊れた屋根や倒壊した小屋などに雨除けなどのためにブルーシートを張って対応することが必要になり、そういった景色が近所のみならず全域に渡って広がっていました。もちろん被害の規模で言えば被災地に比べればたいした事はありませんが、それでも住んでいる家がそのような状況になる事はとても辛いものです。しかし、そうした状況に重ねて家屋の修理やブルーシートをかける事をうたった詐欺まがいの行為が行われていたのがとても残念です。
家の近所でも付近の職人さんまたは、社長さんなどが通常時の倍ほど物修理費の請求を行っていたり、怪しい営業が回っていたりと不振なことは多くありましたし、実際に屋根の修理を行ったのですが、相場よりも高い金額の請求と支払いに至った経緯があります。
職人さんも色々!社長の方針には逆らえないのも仕方ない
その際は金額交渉が社長さんとの間で行われ、相場、いつもの修理費よりも高額である旨は職人さんよりうかがいました。仕事も重なり忙しいのも分かりますが足元を見た手法ではあるとは思いましたが、多少値下げして貰ってやや高価な修理費でその時は納得しました。今となっては不快な思いが募っています。
しかし、調べるとこの程度の事は軽いほうでシートかけで数十万の請求やお年寄りに高額請求をする業者、職人さんも多かったと聞いて驚愕です。業者と職人さんは別なことがありますので、職人さんが直接行っていない場合が殆どでしょうが、こうした詐欺まがいの行為に何も知らずに実際に仕事をさせられていることもあるのでしょう。技術を身につけ素晴らしい仕事をこなすのが職人さんとの認識で居ますが、一部の悪徳な経営者や詐欺業者によってこうした職人さんの印象や業者全体のイメージの低下につながるのはいかがなものでしょうか?
良い業者、良い職人さんも多く居る
未曾有の震災と言う混乱に乗じた金儲け、法外な値段の請求、ネットが無ければこうした事実すら広まる事も無かったのでしょう。震災時期以外にも家屋の修理、庭の手入れなどで定期的に職人さんにお願いする事がありますが、通常は良い仕事をしてくれ高額請求する業者や職人さんはいないと感じていますので頼りにしていますが、金額交渉の際には先の経験によりやや警戒してしまうことが多くなりました。
分かりやすい料金設定の業者に仕事が流れやすくなっているのも、こうした相場に関する曖昧さや詐欺まがいな行為が横行している悪影響といえるかもしれません。
威勢がよい方が多いのでにぎやかな時もありますが、期待する仕事をしっかり仕上げてくれることには満足を感じていますので、今後も職人さんを利用していきたいと思いますがネットを活用し仕事の相場などを確認しながらの仕事の発注も欠かせない対応かと考えています。