施主から見た、「こんな職人は嫌だ!」その1
仕事仲間を罵倒する職人は最悪
工事などの仕事を依頼すると複数の職人さんが現場に来て仕事をすることがあります。リーダー的な存在の人が一人いて、その指示を受けて作業する人たちが何人かいます。建設現場などでは、言葉遣いが悪い人を度々見かけることがありますが、仲間に対して侮辱的な言葉で罵っている職人は最悪だと感じます。特に、その人よりも年上の人に対してさえ、バカにするような言葉で、こき使っているのを見ると、施主としても大変気分が悪くなります。しかも、聞こえてくる怒鳴り声は、筋の通らない理不尽なものだったりします。ただ、ストレスのはけ口として部下に当たっている、まさにパワハラです。こういう職人をリーダーとして雇っている会社にも怒りを感じ、苦情を言ってその職人を出入り禁止にしてほしいとさえ思うことがあります。
工具の扱いが雑な職人は信用できない
職人さんは、道具にもこだわっている方が多くおられます。腰袋にはしっかりと手入れされた道具が、決められた場所に収められています。仕事している姿を見ていると、使った道具を、その辺りに出しっぱなしにしておくこともなく、すぐに腰袋の所定の位置に戻します。このような職人さんは、見ていてとても好感が持てますし、信頼もできます。しかし、中には、道具の扱いが雑な職人さんもいます。専用の工具を、本来の目的以外の作業に代用したり、使った工具が出しっぱなしだったりすると、信頼度が下がります。作業するたびに、道具を探すようでは効率も悪く、とてもいい仕事ができる気がしません。腕のいい職人さんは、道具に対しての愛着も持っておられます。自分の道具は大切なので、人には貸したくないというぐらいの方がよっぽど信頼できます。
物や人に敬意を持たない職人さんは嫌だ
職人さんが作業する現場は、基本的に他の人の敷地内です。周囲の物が汚れたり、傷ついたりする可能性があれば、しっかりと養生することが求められます。また、施主の物を壊さないようにも十分配慮する必要があります。注意していても作業によっては、何かを傷つけてしまうこともありえますので、そのこと自体は構わないのですが、何かを傷つけたら正直に申告してくれるなら信頼度が増します。他の人に対する敬意という点では、屋外での喫煙も控えてほしいと思います。施主がタバコを吸わない場合は、臭いがとても気になります。赤ちゃんがいる場合は、なおさら注意をしてほしいと思います。まして、敷地内にポイ捨てするような職人は嫌です。もし吸うなら、車の中で吸うなどしてくれる職人さんにはまた来てもらいたいと思います。